クラウドワークスでよく見かけるプロジェクト形式の5円アンケート。タスク形式に比べて実績(プロジェクト完了率)を上げやすいため、特に初心者にとっては魅力的ですよね。
しかし、「タスクでたくさん回答を集められたほうが楽なのに、なぜわざわざ手間のかかるプロジェクト形式募集しているんだろう」と疑問に思ったことはありませんか?
すべての案件ではありませんが、中には初心者を狙った怪しい勧誘につながるケースもあります。
今回は、私が実際に経験した事例をもとに、応募する際の注意点を詳しく解説します。
なぜ「タスク」ではなく「プロジェクト」なのか?
普通にアンケートの回答を集めたいだけなら、一度に大量の回答を集められる「タスク形式」の方がクライアントにとって圧倒的に効率が良いはずです。それなのに、わざわざ手間もコストもかかる「プロジェクト形式」を選ぶのには、裏の理由がある場合があります。すべてのアンケート案件が当てはまるわけではありませんが、悪質なクライアントにとってプロジェクトでのアンケートがどう都合がいいのかを考えてみましょう。
1対1で接触できるから
プロジェクト形式は契約した瞬間から「1対1のメッセージルーム」が作られます。
しかも、クライアントとしてワーカーに接触することができるため、取引相手として丁寧に対応される可能性が高く、悪質な業者にとっては都合がいいです。
そのため、一部の案件では、プロジェクト形式のメッセージルームを利用して勧誘されるケースもあります。
途中で断りにくい仕組みだから
タスク形式はクラウドワークス上でサクッと回答して終わりですが、プロジェクト形式は条件同意・契約・仮払い・納品・検収・評価まで、クライアントとワーカーが関わる状態が続きます。
初心者の中には、「断ったら評価に響くのでは」と心理的なプレッシャーを感じてしまう人もいます。
個別メッセージで勧誘できるから
クラウドワークスでは、外部サービスへの誘導や不適切な募集を禁止しています。そのため、悪質な業者の中には、公開されるタスク形式ではなく、個別メッセージのやり取りができるプロジェクト形式を利用して勧誘を行うケースもあります。
簡単で効率がいいから
クライアントがフィードバックをする必要もなく、納品して検収されれば終わりです。その他の案件と比べて、簡単なアンケートはすぐに終わるため、「現在仕事をしたいワーカー」と効率よくつながることができます。
実際にあった!怪しい案件の「典型的な手口」
私の体験談をお話すると、「○○を食べる頻度は?」「どんなふうに食べますか?」という簡単すぎるアンケートに答えて検収・評価終了した5日後に、以下のようなメッセージがきました。
- 以前ご一緒させていただきありがとうございました。
- 現状でも取り組めるお仕事をご紹介します
- 「リスクのない副業はありませんか」と相談を受けることが多く、評判のよかった案件です
- 未経験から始める人が多い仕事です
- サービス体制が整っており、月20万円以上目指せます
- (LINEのURL)
- 無理な勧誘はいたしませんのでご安心ください
私はこの先に進んでいないため実態はわかりませんが、外部サービスへの誘導や高額商材の勧誘につながるケースも報告されているため、安易に連絡先を渡さないほうが安全です。
個人的には、断りメッセージすら返さないほうがいいと思っています。なぜなら、「こんな怪しげなテンプレにも真面目に返信するワーカー」と認識されて、他の方法で勧誘される可能性があるからです。
怪しげなメッセージに応じるリスク
こうした怪しげなメッセージに応じてしまうと、以下のようなリスクがあります。
- LINEや外部チャットへ誘導されるリスク: 「アンケートは回答完了ですが、月20万円目指せる本案件のご案内をしたいので、こちらのLINEを追加してください」などと誘導される可能性があります。
- 勧誘対象として認識されるリスク:返信をすることで、「反応してくれる人」と認識され、別の勧誘につながる可能性があります。
- 高額な情報商材・スクールへ勧誘されるリスク:オンライン面談に誘導され、断りにくい空間で高額契約を迫られる可能性があります。
- 個人情報を渡してしまうリスク:オンライン面談だけのつもりが、面談の録画や本名、住所などを問われて断り切れず、重要な個人情報を渡してしまう可能性があります。
特にZoom面談などのリアルタイムのやり取りは、その場で返答を求められるため、テキストよりも冷静に考える時間が少なく、断りにくく感じる人もいます。
健全なプロジェクトアンケートもある?
ここまで怖い話をしてきましたが、もちろんすべてのプロジェクト形式アンケートが悪質というわけではありません。
私自身、過去に何度か普通のアンケート案件を受けたことがあります。アンケートに回答して終了し、その後は特に勧誘もなく、「年に数回アンケートを実施しています。またよろしくお願いします」といった評価コメントをいただいたこともありました。
そのときは、「あ、本当にアンケートの回答を集めたかっただけなんだな」と感じました。
そのため、「プロジェクト形式の5円アンケート=すべて危険」と決めつける必要はありません。ただし、外部サービスへの誘導や副業紹介が始まった場合は警戒し、少しでも怪しいと感じたら距離を置くことをおすすめします。
5円アンケートよりおすすめな実績の積み方
初心者は「5円案件を大量にやれば実績が付いて有利になる」と思いがちですが、実際は低単価案件ばかり並んだプロフィールになるデメリットもあります。
また、5円の実績を10件積んでも、受注率やスカウト率が劇的に上がるわけではありません。受注実績件数やプロジェクト完了率は上がりますが、「実績」タブを見られたら「5円アンケートがメイン」とすぐにバレます。
実績作りが目的の場合は、5円のアンケート案件へ大量応募するのではなく、プロフィールや提案文、ポートフォリオの充実に時間を使ったほうが、長期的には高単価案件の受注につながりやすいでしょう。
最後に
すべての5円アンケートが悪質というわけではありませんが、中には今回のように怪しい勧誘につながるケースもあります。甘い言葉やうまい話に流されず、違和感を感じたら距離を置くことが大切です。私自身も、プロジェクト完了率を少しでも上げたいと思い、5円アンケートに応募していました。しかし今回の経験を通して、プロジェクト完了率の数字だけを追うのではなく、少しずつでもスキルを積み上げていくことの大切さを感じました。案件を見る目を養いつつ、安全に在宅ワークライフを楽しんでいきましょう。

