「家で少しでも収入を得られたらいいな」と思ったのが、Webライターを始めたきっかけでした。
子育てや家事と両立しながら、自分のペースで仕事ができることに魅力を感じ、Webライターに挑戦してみることにしました。
とはいえ、4年間ずっと努力し続けてきたわけではありません。途中、「もうWebライター疲れた」と思って離れていた時期もあります。その間に、このようなブログ運営を始めたりもしました。
そんな中途半端な取り組み方でも、総合的に見ればチャレンジしてよかったと思っています。今回は、その理由を言語化してみたいと思います。
Webライターを選んだ理由
外に働きに出ることも考えましたが、当時は子どもがまだ小さく、働けたとしても1日3時間弱、週2日ほどが限界だと思っていました。
「在宅ワークなら、子どもの昼寝時間も使って、もう少し長く働けるかもしれない。」
そんな気持ちがありました。
テープ起こしやデータ入力、動画編集、せどり、物販など、さまざまな在宅ワークを検討した結果、
- 自分が好きで、なるべく苦にならないこと
- 長く興味を持ち続けられること
- スキルアップや経験につながること
- 自宅で在庫を抱えるなどのリスクが少ないこと
- 初期投資が少なく済むこと
といった条件に一番当てはまったのが、Webライティングでした。
以前からクラウドワークスで始めようとなんとなく決めていたので、まずは簡単な案件に応募し、子育ての合間に少しずつ経験を積んでいきました。
思っていたより厳しかった現実
ブログやYouTubeを見ていると、Webライターとして収入を得ている主婦の方がたくさんいました。実際、毎月安定してパート以上の収入を得ている人もいるようです。
私もそうなりたいと思ってチャレンジしましたが、現実はそう甘くありませんでした。
小さい子どもがいて、家事や育児と両立しながら続けるのは、思っていた以上に時間がありません。
それに、一口にWebライティングと言っても、仕事の種類はさまざまです。
「シナリオライターってかっこいいな。やってみたいな。」
そう思って応募し、採用されたことがあります。
ところが、送られてきた指示書を開いてみると、「なんだこれは……?」と頭がぐるぐるするような内容で驚きました。ゲームのシナリオを書く案件だったのです。
なんとか頑張ってみたものの、到底私には書ける内容ではなく、途中終了をお願いして辞退させてもらいました。
YouTube動画のシナリオなら書けるかもしれないと思って挑戦したこともありましたが、やはり途中で「この話はどこに向かっているんだろう」とわからなくなり、書き進められませんでした。
個人ブログの芸能記事をはじめ、企業のオウンドメディアでは家具やプレゼントの商品紹介、害獣駆除、睡眠、ファッション、不動産など、さまざまなジャンルの記事を書いてきました。
その中で一番長く続いたのは、indeedで見つけた害獣駆除の記事を書く案件です。しかし、1年半ほど経ったある日、「AIに詳しい方へ記事執筆をお願いするため、今月で契約終了とさせていただきます」と連絡があり、突然仕事がなくなりました。
AIの登場でWebライターの仕事はどうなる?
AIの登場は、Webライターにとってやはり大きな出来事です。
私はAIを否定したいわけではありません。むしろ積極的に活用していくことに賛成で、実際に仕事や日常でも使っています。
ただ、「AIでも書ける文章」を私が書き続けることに、疑問を感じずにはいられません。
もっとも、この疑問はAIが登場する前から感じていました。
読まれる記事を書くには、SEOを意識してGoogleで上位表示されることが重要です。その結果、検索すると少しずつ表現が違うだけの、よく似た記事が並んでいます。
企業の記事を書けば、その企業の利益につながります。それも大切な仕事です。
でも、それだけを続けていて、自分はやりがいを感じられるのだろうか。
本当に社会のためになっているのだろうか。
将来もこの働き方だけで続けていけるのだろうか。
そんなことを頭の片隅で考えてしまい、モチベーションがなかなか上がりませんでした。
モチベーションを語る前に、案件が取れなくなった
クラウドワークスで、自分のスキル以上の案件に応募してトライアルの途中で辞退したり、契約後に詳しく話を聞いてみるとグレーな案件だったため途中終了したり……。そんなことを繰り返した結果、私のプロジェクト完了率は55%まで落ち込んでしまいました。
すると、応募しても返事すらもらえない状態になりました。
今振り返ると、完全初心者だった頃のほうが、まだ受かりやすかったように思います。
当時は、「プロジェクト完了率」という評価項目があることを理解していませんでした。
トライアルはお試しなのだから、契約後に詳しい内容を聞いて「自分にはできない」と判断したり、グレーな案件だとわかって辞退したりするのは仕方がないと思っていたのです。
でも、実際は違いました。
どんなに難しい案件でも、どんなにグレーな案件でも、途中終了すればプロジェクト完了率は下がります。
自分にできる案件なのかを慎重に見極め、契約前に疑問点は確認し、「最後までやり遂げられる」と判断してから契約すべきでした。
「もうクラウドワークスはやめようかな。」
そう思ったこともあります。
それでも、「60%、70%と回復したら受注率が変わるのかもしれない。80%になったら違う景色が見られるかもしれない」という期待もあり、もう少し続けてみようと思い直しました。
現在のプロジェクト完了率は59%です。
まだまだ「このライターは途中で投げ出しやすいんだな」と思われても仕方のない数字なので、今は最後までやり遂げられそうな案件を選び、少しずつ回復させていきたいと思っています。
職業訓練でスキルアップをした
案件が取れない時期が続き、外で働くという選択肢をもう一度考え始めました。
そんなとき、ハローワークでWebデザインとマーケティングの職業訓練のチラシを見つけました。
よく読んでみると、「eラーニングで受講可能」と書いてあります。
「今って、在宅で職業訓練が受けられるの?」
と、とても驚きました。
半年間、週20時間ほど動画を視聴し、課題をこなしていくカリキュラムです。自分のペースで受講できることもあり、ハローワークの担当者さんに話を聞いて、その場で申し込みました。
締め切り2日前のことでした。
実際の受講は、とても大変でした。
刺激的で新鮮だと感じる日もあれば、「早く終わってほしい」と思う日もあります。
半年間の課程を修了したときは、「以前の自分とは違う」と思い、在宅ワークを中心に就職活動をしてみました。
しかし、現実は厳しく、ほとんどの企業から返事すらありませんでした。
「スキルアップして成長しても、現状は何も変わらないんだな。」
そう感じました。
外で働くという選択肢をもう一度考えてみた
在宅ワークではなかなか仕事が決まらず、やむを得ず外で働くことを考えました。
品出し、飲食店のホール、Webマーケター、事務など、さまざまな仕事に応募し、不採用や辞退を繰り返しました。
そして、職業訓練を修了して3か月あまりが過ぎた頃、事務のパートに内定が決まりました。
その際、これまで取り組んできたWebライターの仕事やデザイン、ブログ運営、AI活用、職業訓練で学んだことなどがプラスに働いたように思います。
もちろん、実際の評価は採用担当者の方にしかわかりません。
それでも、事務経験だけでブランク期間を過ごすより、パソコンに触れ続け、さまざまなことに挑戦してきた経験が、安心材料の一つになったのではないかと感じています。
まとめ
ここではかいつまんで書いたので、うまく伝わったかわかりませんが、これらが「中途半端でもやってきてよかった」と思う理由です。
趣味でも副業でも、経験したことは決して無駄になりません。
企業によっては、その経験を評価してくれることもあります。
「こんなことを続けて意味があるのかな」と思う日もありますが、自分が興味を持てることには、これからもチャレンジし続けたいと思っています。
Webライターとして大成功したわけではありませんが、この4年間で積み重ねた経験は、今の仕事にも確実につながっています。
